• 中村クリニックの皆様へ
    予定日より10日早く、2007年7月15日(日)AM7:32に2595gの元気な姫を無事に出産する事が出来ました。正直、周りから聞いていた陣痛という未知の痛みを想像出来ずに、不安と何とかなるだろうという軽い気持ちでいました。また、元バレー部だった私は、お産経験済友達から、5分間ワンクール?シート(マンツーマン)のしごきに耐える様なものだと聞いていました。 実際、台風4号が上陸するであろう日の前日。。。大雨の朝、トイレの中で「この連休中は台風だからもう少し待っててネ」とお腹をさすり、拭いた瞬間おしるしが・・・自分を落ちつかせ、慌てないまだ陣痛がすぐとは限らないと、普段通り生活しようとしていたら、生理1日目の様なドボッとした出血が出ました。念の為、病院へTELしてみようと思い連絡を入れた所、1度診察に来て下さいとの事。先生に診て頂き、問題ないとの事でしたが、初産の場合、24時間以内に陣痛が来る事が多いですよと言われて、今日もしかして・・・と気持ち高まりながら家に帰りました。13:00頃から生理痛の様な痛みが10分間隔で始まり、いよいよ来たなぁ〜と思っていたら、17:00頃からみるみるうちに5分間隔に。そして、痛みも強まっている。コレはTELだ!!と思い連絡を入れて、来院。しかし、まだ子宮が0.5cmしか開いていない。しかもアナタまだ笑っている!!と先生に言われ、本格的な陣痛が来るまであと5時間はかかるので家でリラックスしておいて下さいと再び家へ戻りました。え〜っ!この痛みがまだ陣痛ではないの??私っておおげさ??じゃぁ本格的な痛みって・・・その後確かに先生の予言通り、23時、立ってられない程の痛みが来ました。どうやってタクシーに乗ったのかも覚えていません。それでも来院して助産師さんに子宮を測ってもらって2cm。えっ!まだまだこれから・・・そこからが陣痛室で苦しむ私と、何も出来ないと睡魔と闘う旦那さんと実母。そして、助産師さん2人の計5人の戦いが始まりました。助産師さんにずっと腰つぼ、おしり、足をマッサージし続けて頂き、吐き方をととのえてもらって、4時の時点でやっと子宮口5cmに。あと半分ですよと言われて「えっまだ半分??」と愕然としました。ベッドの柵を片手でつかみ、もう一方でタオルを握り締め、壁に足を蹴りつけながら、自分を励まし続けながら、6時前にやっと破水。それでも先が見えない気がして、正直おじけづきそうになりました。7時頃声を出さなくては耐えられない痛みに変わってやっと分娩台へ。先生から「こんなんだったらあと1時間かかるよ!!10分で終わらせよ」と怒鳴られて、意識もうろうとしながらも、勢いよく「ハイッ!」と返事していた私。 後にこの話をみんなにすると・・・「全く部活や〜ん!」とつっこみ大笑いされました。先生の的確なたとえとアドバイスで6,7回目のいきみでやっと我が姫と感動のご対面が出来ました。カンガルーケアで胸の上に赤ちゃんを乗せられた時のぬくもりは一生忘れられないと思います。 出産後の夜も、目をつぶるとまた陣痛が来そうで変な恐怖心が抜けませんでしたが、助産師さんが「今日は何も考えずにゆっくり眠って下さい」と言ってくれた一言でどれ程安心した事か・・・。年のせいか1日経ってからきた筋肉痛のせいで眠れなかった日も早めに足のアロママッサージのスケジュールを入れて下さったり、初めての赤ちゃんの沐浴の時、助産師さんがちょっと離れた時、赤ちゃんのお腹に残っていた羊水のせいでおぼれた様に過呼吸になり、唇が紫色に変わってきて私はあふれ出す涙と鼻水を押さえ切れないまま、ただ、ボー然としていただけですが、とても冷静に落ち着いて対処法を教えてもらった日もありました。 毎日の食事メニューを見るのが楽しみになるぐらいとても美味しい食事。フランス料理を頂いた日は、この病院で産ませてくれた旦那さんに感謝しました。 内装・壁紙・イス・鏡・へその緒ケース、部屋中見渡しても女性らしい優しくてかわいらしい嗜好。 手作りの赤ちゃんのネームプレートや授乳表、etc.のイラストを入れて下さっていたり、細かい所までの気配りを見て、心が温まりました。私も女の子の母親になり、苦手でもそういう手作りの思いやりを入れてあげる様、努力しようと思いました。 長々となりましたが・・・ 中村クリニックで産ませてくれるのだったら、2人目を産んでもいいかな?? そう思わずにはいられません。 先生はじめ、助産師の皆様、受付の方々、食事スタッフの皆さん、お掃除係の皆様、優しい心遣いと思いやりを本当に感謝しております。 また、2,3年の内にお世話になれる事を祈りつつ・・・ 有難うございました。
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