入院の時期について
以下の症状が見られた場合は、電話でご連絡の上ご来院ください。
入院からお産に至るまで、助産師が1名担当します。
妊婦さんの安心・安全に努め、必要であれば腰のマッサージや、お産が順調に進むためのケアを行っていきます。妊婦さんを1人にしておくことはないのでご安心下さい。また、当クリニックでは立会い分娩を行っております。出産するときに、側にいてほしいと思う人なら誰でも、お産に立ち会うことが出来ます。
妊娠中に希望を聞かせていただき、可能な限り対応させていただきます。
"親切と安心"を合い言葉に出来る限り妊婦さんのご希望に添ったケアをしたいと考えております。パーソナルチャートという情報用紙に、妊婦さんの具体的な要望をご記入していただきそれを元にスタッフ一同、妊婦さん一人ひとりに適切なサポートができるよう心がけております。
お産の経過は次の3つに分けられます。
陣痛が始まってから、赤ちゃんが出てくるのに十分な広さに子宮の出口が開くまでが分娩第1期です。陣痛がしだいに強くなり、第1期の終わりには2~3分間隔になります。第1期の時間は人によってさまざまで、経産婦で数時間、初産婦で10~12時間がふつうです。
準備期(子宮口:0~3cm)…
骨盤の圧迫を感じ、生理痛のような痛みがある。
● 眠い時は寝る、ウトウトする
● リラックス法(焦らずゆっくり)
● 好きな音楽、本でのんびり
進行期(子宮口:4~8cm)…
背部痛が増し、腰部の痛みがだんだん下の方へ移る。
● 好きな恰好でリラックス
● 腰などをさすってもらう
● 呼吸法
極期(子宮口:9~10cm)…
陣痛が強くなり、時々いきみたくなる。
● 陣痛の時は深い呼吸を使っていきまないように
子宮口が完全に開いてから、胎児が生まれるまでが分娩第2期です。赤ちゃんが生まれるまでに、経産婦では1時間前後、初産婦は2~3時間かかります。陣痛は1~2分おきで、痛みは1分前後続くようにもなります。
子宮口:10cm~娩出まで…
児頭が見えはじめ完全にひっこまなくなると娩出開始。児頭が回り、肩から全身が娩出される。
赤ちゃんが生まれた後、しばらく陣痛がおさまり、2~3分前後して、また軽い陣痛が起こって胎盤が出てきます。これでお産が終わりになります。
胎盤が出るまで…
子宮の収縮が始まり、胎盤が娩出される。
● 胎盤が出たあと、赤ちゃんの顔を見て可能ならカンガルーケアを行う
随時里帰り出産を受け入れております。妊娠34週以降は当クリニックで健診を受けていただきます。
診察を受けられる際は、通院されていた病院からの紹介状をお持ちください。
分娩予約については電話でお問い合わせください。定員になり次第締め切らせていただきます。
一人ひとりが満足できる出産をするための教室です。院長、助産師、看護師、特別講師からお話させていただきます。
前期の内容
・赤ちゃんの発育と妊娠中の異常サイン
・入院
・お部屋の見学(空室でない場合はお写真をご覧いただきます)
・妊娠初期〜中期の身体の変化とより快適に過ごすポイント
・マタニティ期からできる骨盤ケア
・マイナートラブルの予防
後期の内容
・妊娠後期の身体の変化
・セルフケアエクササイズ
・産後のケア
・入院のタイミング
・お産の流れ
・分娩室見学、分娩台体験(パンツスタイルやレギンスなど、下着が見えない服装でご参加ください)
持ち物
母子手帳、筆記用具、当院オリジナルテキスト(緑色)
日時・時間
毎月第1・第3水曜日 13:00〜14:00
※妊婦様のみのご参加となります。
※キャンセルは前日までのご連絡をご協力下さい。
横島はるか先生
【産前・産後ケア】の専門家として、 大阪府を中心とした関西のスタジオ・子育て世代向け大型イベント・産婦人科・オンラインにて、【産後ケア】クラスを中心に、エクササイズ指導や講座、インストラクター養成講座など行っている。
保有資格
第2子以上の分娩の方はお子様を連れての入院(子連れ入院・出産)も可能となっております。
立ち会い出産(立ち会い分娩)も当院とは可能となっております。妊産婦さんの精神的・肉体的な苦痛を緩和とともに生命の誕生という貴重な瞬間を分かち合っていただく機会です。
以下の症状が見られた場合は、電話でご連絡の上ご来院ください。
10分間程度の規則的な陣痛が起こった場合
破水した場合
産徴出血(おしるし)があった場合
持続的な腹痛や、通常と異なった症状が見られた場合
以下のものを入院の際にお忘れのないよう、お持ちください。
診察券
健康保険証
母子手帳
入院予約金 領収書
印鑑
当クリニックテキスト
その他
前開きのパジャマ(着替え用も含めて2~3枚)
産褥用下着
バスタオル
洗面用具
ブラジャー(数枚)
スリッパ
タオル(4~5枚)
湯のみ
ベビー服
肌着
オムツ
おくるみ
ご出産後は、母児同室をお勧めしていますが、お母さんのご希望に沿うようにしています。
<母児同室のメリット>
・赤ちゃんがほしがる時に授乳出来るので母乳の分泌が促されます。
・赤ちゃんと一緒に過ごす時間が長いため、早く育児に慣れることができ退院後の生活に自信がつきます。
・乳房の手当てをする機会が増え、乳房トラブルに対応する技術を身につきやすくなります。
当クリニックでは母乳育児を応援しています。しかし、人によっては母乳が出にくいこともありますので、その場合は適宜ミルクの補足を行います。
当クリニックでは母乳、ミルクどちらであっても、お母さんと赤ちゃんの絆がより深まるようお手伝いしています。
当クリニックでは、お母さんと赤ちゃんのために素敵なオリジナルプレゼントをご用意しています。ご出産の思い出が、さらに素敵なものとしてお母さんの心に残りますように、という願いを込めました。
プレゼントは1ヶ月健診の際にお渡しします。
※プレゼント内容は変わることがあります。
その他にも、当クリニックでは
快適な入院生活を送っていただくために
様々な取り組みを行なっています。
赤ちゃんとの生活が始まると、お母さんは授乳に関していろいろな疑問や不安を抱えます。お母さんのお話を伺いながら、産後のお母さんの食事、粉ミルクの使い方、離乳食の進め方などの説明や、赤ちゃんとお母さんの栄養に関するご相談をお受けしています。
入院中に1度、お好きなアロマオイルを選んでいただき、足のマッサージをスタッフが行います。
特別室をご希望の場合に限り、ご家族みなさんで入院することができます。上のお子様がまだ小さい方、遠方からお越しの方、生まれた赤ちゃんと一緒に過ごしたいご家族の方は、事前にお申し出またはご相談下さい。ご希望であれば毎食とおやつを追加料金無しでご利用いただけます。
※お子様のお食事やアレルギーにつきましては事前に申告していただき、個別に対応させていただきますのでご遠慮なくお申し出ください。
入院期間中は毎日朝にお部屋のお掃除をさせていただいています。
患者様が安心して快適にお過ごし頂けるよう除菌等に気を付けております。
朝10時までにお預かりし当日夕方には返却いたします。
特別室にお泊りの方はお母様だけでなく御主人様やお子様のものもお洗濯させて頂いております。
私たち厨房スタッフ一同は、産後に当クリニックで過ごされるお時間を心も身体も休まるものとなりますよう、
心を込めたお食事作りを心がけております。
小さな規模の病院なので、体調に合わせた細やかなメニューの対応も可能です。
食物アレルギーのある方や好き嫌いに関してもご遠慮なくスタッフまでお声かけ下さい。
授乳等で時間通りお召し上がりになれない場合は、お時間の変更が可能です。
お気軽にスタッフまでお声かけ下さい。
当クリニックのお食事はこだわりの食材を使用し、手間を惜しまず、家庭的な親しみのあるメニューを
和洋折衷バラエティに富んだ内容でご用意しております。
おやつは、一般的な和菓子や洋菓子から、母乳に優しい動物性不使用のお菓子などを毎日、日替わりでお作りしています。
お飲み物はノンカフェインもご用意しております。
朝食例(和食)
朝食例(洋食)
昼食例
夕食例
おやつ例
おやつ例
ご退院までに当クリニックよりお祝いの気持ちを込めて、フルコースディナーでおもてなしさせていただきます。
御主人様やお子様もご一緒にお召し上がりいただけますので、幸せのひとときをお過ごし下さい。
お子様には、お子様ランチをご用意しております。
※お祝いディナーは18:30からのスタートとなります。
ゆとりある室内と洗練されたインテリア。
優しいくつろぎの時を、お約束します。
新しい生命の誕生と幸せの瞬間を思い出に残す、そんなひとときをお過ごしください。
※写真をクリックすると大きく表示されます。
一般病室
一般病室
特別病室B(和室タイプ)
特別病室B(和室タイプ)
特別病室A(洋室タイプ)
特別病室A(洋室タイプ)
お部屋は全室個室、トイレ付きです。
入院中は母子同室です。ご希望により、ベビー室で預かることもできます。
お部屋のタイプに合わせて、ゆったりくつろいでいただけます。
面会時間は、13:00〜21:00です。
特別室は、ご家族もお泊まりいただけるように
広々としたスペースをご用意しております。
長時間の面会、風邪を引いている方の面会はご遠慮ください。
帝王切開の費用についてはこちら
※正常分娩の場合となります。
※入院期間は出産日を含めて初産婦様で6日間、経産婦様で5日間となっております。
※当クリニックは「産科医療補償制度」加入施設です。
入院費は、産科医療補償制度の登録料を加算した金額を明記させていただいております。
※妊娠36週までに入院一時金(3万円)をお支払いください。入院費に充てさせていただきます。
※当クリニックでは、合意書の署名及び保険証の提示をもって「直接支払制度」をご利用いただけます。
※お部屋のタイプは入院患者様の状況によりお選びいただけないことがございますのでご了承ください。
初めての育児、何もかも不安で赤ちゃんがちゃんとおっぱいを飲めているのか、体重が増えているのか心配ですよね。そんな方のために当クリニックでは、以下のようなことを行っております。
退院をして1週間後に赤ちゃんの体重増加や、乳房の状態をチェックします。育児に関することを中心に、不安なことを聞き、育児のアドバイスなどをお話します。
お誕生日から約一ヶ月後に赤ちゃんの身長、体重、頭囲、胸囲を計測し、成長と発達を医師と助産師で確認します。同日にお母さんも産後の健診があります。
医師が判断した場合、黄疸の検査を行うことがあります。退院後でも、「赤ちゃんが眠りがちで飲まない」「肌の黄色みが増した」と思う場合には、当クリニックを受診していただき、検査・治療をさせていただく場合があります。
必要時、来院していただき、赤ちゃんの体重測定を行い、赤ちゃんのおっぱいの飲み具合やお母さんのおっぱいの状況を確認させていただきます。
少しでも楽しく母乳育児をしていただけるようにおっぱいマッサージしながら、助産師とお話しながら一緒に考えましょう。例えば…母乳育児やおっぱいのトラブルに悩んでいる、乳腺炎かも?おっぱいの痛み、しこり、炎症について、卒乳・断乳の進め方について知りたいなど、お気軽にご相談下さい。
※対応は24時間電話受付可能です。料金はおおよそ2500円(時間外は追加料金がかかります)となっています。内服や点滴治療など別途費用がかかる場合があります。
※分娩進行中の方が入院している場合や、帝王切開手術中はすぐに診察できないことがあります。まずはお電話で相談をよろしくお願いします。
陣痛促進剤は予定日が過ぎても陣痛が自然にこない場合や、陣痛がきても分娩の進行が見られない場合に用いられます。分娩誘発や陣痛増強は、児にとって利益があると考えられる医学的適応によってのみ行われるものであり、病院や医師の都合で分娩誘発をするものではありません。
予定日が過ぎても、あるいは破水したのに自然陣痛がこない場合に陣痛を誘発することです。予定日を2週間以上過ぎると、胎盤の機能が低下し、そのまま放置するとお腹の中で赤ちゃんの状態が悪くなることがあります。これが過期妊娠です。従って過期妊娠にならないように、その前に陣痛促進剤を用いて陣痛を起こします。陣痛促進剤は少量から開始し、分娩監視装置により、赤ちゃんの状態を胎児心拍で監視し、子宮収縮(陣痛の強さ)をモニターしながら投与します。
具体的には、陣痛促進剤を500mlの糖液に溶かして低濃度にし、さらに微量調節のできる輸液ポンプを使って投与します。したがって、子宮収縮が強くなりすぎること(過強陣痛)は通常ありません。万一そのようになっても、投与量を減らせば子宮収縮を弱められますので、子宮破裂や胎児仮死などの危険は十分に回避できます。このように、細心の注意を払って陣痛促進剤を使用しておりますので、ご安心下さい。
また、陣痛が無いのに破水してしまった場合(前期破水)には、子宮内感染の有無を調べ、赤ちゃんやお母さんの状態を十分検査した上で、陣痛促進剤を用いて分娩誘発を行うこともあります。
陣痛が徐々に強くなると子宮口が拡大し、赤ちゃんは骨盤の中へ下がってきます。しかし、陣痛はきたものの、なかなか強くならない場合があります。このような場合は、赤ちゃんが長時間の子宮収縮によるストレスを被り胎児仮死になったり、また母体も疲労して分娩の進行がさらに遅れる(分娩遷延)ことになります。したがって、この場合にも陣痛促進剤を投与します。
私たちはすべての産婦さんに会陰切開を行っているわけではありません。会陰の伸展が十分でないために、分娩のときに会陰が裂けると予想される場合に行っています。縫合には自然に溶ける吸収糸を用いて、可能な限り傷がきれいになるように努力しています。
分娩中にお腹の中で赤ちゃんの状態が悪くなることがあり、その程度がひどい場合には急いで分娩にしなければなりません。この場合、子宮口が全開で、児頭が吸引分娩を行える位置まで下がっていれば、経膣分娩による急速逐娩(吸引分娩)を行い、それ以外の場合は帝王切開を行います。
経膣分娩の急速逐娩法として吸引分娩を行うことがあります。児頭に吸引カップを装着し、牽引して胎児を娩出させる方法です。牽引力は鉗子より弱いのですが、あとわずかで児頭が娩出される程度まで下がっていれば、安全に出来る急速逐娩法です。児頭に頭血腫が生じることもありますが、通常自然に吸収されます。
※緊急時には医師の判断により吸引分娩、帝王切開術など行うこともあります。 ※無痛分娩は行っておりません。
※当クリニックには新生児集中治療室(NICU)がありません。より高度な治療が必要な場合は近隣の周産期母子医療センターへ母体搬送、または新生児搬送をさせていただく場合があります。