078-851-0031 休診:木曜午後 / 土曜午後 / 日祝

INFORMATION

診療案内

帝王切開

帝王切開の適応

帝王切開が必要なケースは様々あります。大まかに3つに分けると以下のとおりになります。

  1. 前回の分娩が帝王切開だった場合や子宮の手術の既往(子宮筋腫の手術など)がある場合:以前はそのような方に対しても経膣分娩(VBAC)を行うこともありましたが、子宮破裂のリスクが高く帝王切開の方が安全と考え、当クリニックでも帝王切開を行っています。
  2. 逆子(骨盤位)、多胎妊娠(双子かそれ以上)の場合:経膣分娩も可能な場合も当然ありますが、生まれた赤ちゃんが仮死状態となる報告が多くあります。脳障害、あるいは死産になるケースも存在します。リスク回避という意味で、最近は帝王切開が主流になっています。
  3. 母体あるいは胎児に危険な状態の場合:前置胎盤、常位胎盤早期剥離、妊娠高血圧、胎児仮死など、母児の命の安全が確証できない場合には、緊急帝王切開が必要になることもあります。

起こりうる合併症

現在、帝王切開は手術法や麻酔法の進歩により安全に行われるようになりましたが、100%安全な方法ではありません。 手術時の合併症には、膀胱損傷、腸管損傷、血管損傷、胎児への損傷などがあります。以前に手術の既往がある方(帝王切開、虫垂炎、婦人科手術など)、腹膜炎の既往歴、子宮内膜症やクラミジア感染症などがある方の場合は、より危険性が増します。 術後には、子宮創部縫合不全、腹壁創部離解、血腫ならびに腫瘍形成などが起こり、再手術が行われる場合があります。弛緩出血や原因不明の大量出血などでは輸血が行われる場合があり、母体の救命のために子宮動脈に詰め物をして止血する子宮動脈塞栓術や、ごく稀に子宮を摘出する場合もあります。
術後、腹壁内の腸管が腹壁につく腹腔内癒着が起こり、ガスが出なくなってお腹がふくらむ腸閉塞が起こる場合があります。この場合には再開腹術が行われる場合があります。

肺血栓塞栓症の予防

麻酔や手術により血栓ができる可能性があります。血栓が肺や脳に飛ぶと肺塞栓や、脳梗塞が起こり、お母さんの生命に危険が及ぶ場合があります。血栓症を予防するために、下肢に弾性ストッキングを2日間装着します。術後は血栓予防のために、ご自分でも下肢の屈伸運動を行うようにしてください。

次回の妊娠、分娩について

帝王切開後は原則として、1年程度は避妊を行うようにしてください。一度帝王切開をした場合には、次回の分娩では0.2~1%程度子宮破裂の可能性がありますので、次回の分娩は当クリニックでは必ず帝王切開になります。

入院について

入院の時期について

帝王切開の予定であっても以下の症状が見られた場合は、電話でご連絡の上ご来院ください。

入院中の持ち物

以下のものを入院の際にお忘れのないよう、お持ちください。

  • 診察券

  • 健康保険証

  • 母子手帳

  • 入院予約金 領収書

  • 印鑑

  • 当クリニックテキスト

  • その他

お母さんのために準備するもの
  • 前開きのパジャマ(着替え用も含めて2~3枚)

  • 産褥用下着

  • バスタオル

  • ウエストニッパー

  • 洗面用具

  • ブラジャー(数枚)

  • スリッパ

  • タオル(4~5枚)

  • 湯のみ

赤ちゃんのために準備するもの
  • ベビー服

  • 肌着

  • オムツ

  • オムツカバー

  • おくるみ

スケジュール

帝王切開の方は、手術当日を0日目とし、7日目退院となります。

分娩費用

病室のご案内と入院料金について

ゆとりある室内と洗練されたインテリア。
優しいくつろぎの時を、お約束します。
新しい生命の誕生と幸せの瞬間を思い出に残す、そんなひとときをお過ごしください。
※写真をクリックすると大きく表示されます。

  • 一般病室

    一般病室

  • 特別病室B(和室タイプ)

    特別病室B(和室タイプ)

  • 特別病室B(和室タイプ)

    特別病室A(洋室タイプ)

information

  • お部屋は全室個室、トイレ付きです。 

  • 入院中は母子同室です。ご希望により、ベビー室で預かることもできます。

  • お部屋のタイプに合わせて、ゆったりくつろいでいただけます。

  • 面会時間は、13:00〜21:00です。

  • 特別室は、ご家族もお泊まりいただけるように
    広々としたスペースをご用意しております。

  • 長時間の面会、風邪を引いている方の面会はご遠慮ください。

普通分娩の費用についてはこちら

※入院期間は8日間となっております。
※一部健康保険が適用となります。
※高額療養費制度があります。加入されている保険者に「限度額適用認定証」を申請し、入院中にご提示いただければ、3割負担の窓口負担が限度額に据え置かれます。